---年齢は?
28歳です。
---なぜこの職業に就こうと思いましたか?きっかけを教えてください。
きっかけはお客としてネイルサロンにずっと通っていて、いつも施術してもらっていたネイリストさんがネイルスクールを開講する事になったのがきっかけ。ずっとお客の立場だったけど、ネイルには前から興味があり自分でしたいと思っていたので「スクール行きたい!」と軽い感じが始まりです。
---小さい頃、この仕事のほかに成りたいと思っていた夢はありましたか?
子供の頃は、大きくなったらお嫁さんになりたいと思っていました。お嫁さんに憧れていたんですね。
---学生時代はどのような学生でしたか?
真面目な学生だったと思います。学生時代からネイルに興味はあったので、着け爪を自分でデザインしたりしていました。当時はスカルプとかジェルとかもまだ一般的ではなく高価でしたね。高校時代にネイルの専門学校に進学したかったけど親に反対された。とりあえず短大は卒業するようにと。
---幼少時代に習い事などしていましたか?
塾と家庭教師。習字もならっていました。私たちの世代は塾に通っている人が多かったんじゃないかな?
---今まで他にどのような職業に就いたことがありますか?
以前はエステティシャンでした。エステティシャンをしながらネイルスクールに通っていました。
---下積み時代は何年ですか?
そのスクールですね。毎日1日6時間。全行程終了したのが1年後でした。
---どのような場所で下積みしていましたか?
私はスクールだけです。スクール卒業後、自分でお店を始めましたので。
---独立したのは何歳の時ですか?オープンしてから何年経ちますか?
今7年目です。スクール卒業後、まずは親の会社の事務所を半分使わせてもらってネイルサロンを始めました。その頃はD~ produce by yuriという名称ではなくYuri Nailという名称でした。約1年半ほどしてから、友人の美容室の一角に移り4年ほどしていました。名称もその時に、D~ produce by yurに改名しました。今の場所に来てからは約1年半ほど経ちますね。
---お店の名前の由来は?
DはDEARのDです。“お客さまに向けて”、“お客様の為に”という意味を込めています。
---独立するタイミングのようなものはありましたか?
スクールを卒業した時です。スクールに通っていた時に自分でネイルサロンをしようと決めていましたので。
---開業の際、家族や友人の反応は?
親は短大卒業までは反対していたんですが、エステシャンとして働き、それでもネイリストという職業に興味を示していたのでさすがに私の気持ちが伝わったんだと思います。短大卒業後は「そこまでやりたいのなら」と協力的でした。友人は頑張ってと応援してくれていました。
---「初めの一歩」を踏み出す時、どんな不安、もしくは期待がありましたか?
お客様が来てくれるかどうかが一番の不安だったかな。宣伝したいけど広告費なんて準備できなかったし、チラシを配ったり、ポスティングや、美容室などにチラシを置かせてもらったりしていました。期待はやっぱりネイリストの仕事で定着して成功したいという気持ちが強かったです。
---なぜこの場所にこの業種のお店をオープンしようと思いましたか?この場所を選んだ理由を教えてください。
血液型がB型なんです。なので思ったらすぐ行動するタイプでした。産後ということもあり、スタッフを雇いたかったので今までの場所ではスタッフ分の施術台を置いたりスペース的に無理な点もありましたから、自分でサロンをしようと思いました。
---完全予約制のネイルサロンが多いですが、どう思いますか?
お客様が選ぶデザインやプランによって施術時間も異なるので仕方ないと思います。予約制には予約制のいいところもあるんですよ!小さい子供がいらっしゃる方ですと、子供を連れてくることもできますし。1ネイリストとしては美容室のようにネイルが日常的なものになってほしいですが今はまだ結婚式など祝い事の前に来られるお客様が多いです。それでも以前に比べると価格も安くなってきたし、認知されてきたと思います。
---開業資金はどのくらいですか?
施術台やサロンの備品で約100万くらいですね。店舗にこだわればお金がかかるけど、実際はネイリストの技術が問われる仕事なので開業資金を抑えたいなら抑えることは可能です。
---仕入先や業社はどのようにして見つけたのですか?
スクールに行っていたので講師の先生に紹介してもらったり、先輩から紹介してもらうのが一般的ですかね。ネイル材料のメーカーさんによっては資格がないと取引してもらえなかったり、大きなメーカーさんですと店舗を構えていないと取引できないメーカーなどもあります。
---営業後、1番初めに起こったトラブルとは?
やっぱりやり始めの時は、施術したお客様のネイルが次の日に折れたりなど色々ご迷惑をかけたこともありました。そういう経験を得て成長していくんです。お客様に育てて頂くところもあると思います。それに資格を取るときの検定内容と、実際にお客様のネイルを施術するのとは違う点があると思いますよ。
---オープンしてから今までで、苦労してきた点はありますか?
やはり集客です。どれだけ良い技術も持っていたとしてもお客様に知って頂かないと意味がないので。
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